一橋山岳会のホームページへようこそ。当ホームページは2008年8月1日に開設しました。
会   報 会   報
現役・OBの皆さんが山で出会った花々の紹介コーナーです
▼クリックするとそれぞれの山の花の紹介詳細へジャンプします。
<北海道>
■2012年7月 アポイ岳の花 岡田 健志(昭和42年卒)  
■2012年7月 トムラウシの花 竹中 彰(昭和39年卒)、岡田 健志(昭和42年卒) 
■2010年7月 大雪連峰の花(1:黒岳) 中村 雅明(昭和43年卒)
■2010年7月 大雪連峰の花(2:北海岳・白雲岳・小泉岳) 中村 雅明(昭和43年卒)
■2010年7月 大雪連峰の花(3:高根ケ原・忠別岳) 中村 雅明(昭和43年卒)
■2010年7月 大雪連峰の花(4:化雲岳・トムラウシ山) 中村 雅明(昭和43年卒)
■2009年8月 カムイエクウチカウシ山の花 川名 真理 (昭和62年卒)
■2009年7月 大雪山系の花 竹中 彰(昭和39年卒)   ***2009年8月20日投稿
■2007年7月 北海道の花(利尻岳・礼文島・羊蹄山) 蛭川 隆夫(昭和39年卒)
■2007年7月 北海道の花(ベスト・スリー人気投票) 佐薙 恭(昭和31年卒)

<東北>  
■2009年7月 朝日連峰の花 川名 真理(昭和62年卒)   ***2009年8月17日投稿

<上信越>
■2012年7月 火打山の花2 中村 雅明(昭和43年卒) 川名 真理(昭和63年卒)
■2010年7月 火打山の花 山本 尚禎 (昭和36年卒)
■2009年8月 浅草岳の花 中村 雅明(昭和43年卒)  ***2009年8月17日投稿
■2009年8月 守門岳の花 竹中 彰(昭和39年卒) 中村 雅明(昭和43年卒) 

<北アルプス>
■2013年8月 裏銀座縦走コース(水晶小屋〜ブナ立尾根)の花
                        中村 雅明(昭和43年卒) 川名 真理(昭和63年卒)

■2010年8月 黒部源流の花 中村 雅明(昭和43年卒) 川名 真理(昭和62年卒)
                                      ***2010年9月10日投稿

■2010年6月 6月の上高地の花 高橋 信成(昭和38年卒)  ***2010年6月9日投稿

<北陸>
■2009年8月 白山の花 竹中 彰(昭和39年卒)   ***2009年9月24日投稿

<ヒマラヤ>
■2010年10〜11月 ヒマラヤの花(その2) 岡田 健志(昭和42年卒) 
■2009年10〜11月 ヒマラヤの花 岡田 健志(昭和42年卒)

<ブータン>

■2009年7月 Meconopsis in Bhutan 中村 保(昭和33年卒)
****

        
■2013年8月 裏銀座縦走コース(水晶小屋〜ブナ立尾根)の花
               中村 雅明(昭和43年卒) 川名 真理(昭和63年卒)

            ****** 2013年11月16日投稿

●『国内山行報告』「2013年8月2〜7日 黒部源流山行(赤木沢遡行・裏銀座縦走)参照
 (まえがき)
○裏銀座縦走コースとは、北アルプスの高瀬ダム横のブナ立尾根登り口を起点とし、烏帽子岳・野口五郎岳・鷲羽岳・双六岳から西鎌尾根を経て槍ヶ岳へ至る登山道の総称(フリー百科事典『ウィキペディア』)です。今夏、赤木沢遡行を終えた後の延長戦で、8月5日〜7日にかけて三俣山荘から裏銀座を縦走しブナ立尾根を下りました。水晶小屋から烏帽子小屋に向かう裏銀座の山行前のイメージは真砂岳までは岩混じりの稜線、野口五郎周辺は砂礫地なので草原、お花畑がなく高山植物は楽しめないだろうと言うものでした。
 ところが実際に歩いてみると、真砂岳までの岩陰にミヤマダイコンソウ、イワオトギリなどの黄色の花、ミヤマオダマキ、イワギキョウなどの紫色の花を楽しみました。さらに三ツ岳手前で素晴らしいお花畑に遭遇し歓声を上げました。雪渓が消えたばかりの斜面にチングルマ、ハクサンイチゲ、ツガザクラの群落が咲き誇っていました。三ツ岳からの下り砂礫地にはコマクサの群落が次々に現れました。また、縦走最後のおまけは烏帽子岳先の烏帽子四十八池の池塘の周りのチングルマ、ツガザクラの群落でした。稜線歩きの山岳景観と同じ位、高山植物も楽しめました。山行前のイメージが全く覆りました。(中村)
○裏銀座には含まれず、また、写真にも撮れませんでしたが、黒部五郎岳周辺のカールでは、白くおおぶりのコバイケイソウが、遠く近くに霧の中を見え隠れしながら、おそろしげなほどのボリュームで山の斜面を覆い尽くし、この世のものとは思えませんでした。あれはフレームに切り取っても伝わらない、体感しかできない光景だと思いました。
 三俣山荘で聞いた話では、2013年は、数年に一度訪れるコバイケイソウの当たり年だったそうです。また、7月?8月上旬の1カ月間に晴れた日は数日しかなく、雨の多い夏シーズンの幕開けだったとか。それだけに花が美しく咲いているという話でした。
 水晶小屋には、プロかアマかわからないけれど撮影目的らしい、昔ながらの山ヤさん然とした人たちがテーブルの一角を陣取ってお酒を飲んでいました。山(とくに槍ヶ岳)と花を一緒にレンズに納める好適地が、この周辺にはたくさんあるからではないかと、裏銀座を歩いてあとから思いました。
 水晶小屋から烏帽子岳へ続く稜線では、山の好展望は当初から期待していましたが、想像以上に花がすばらしく、魅了されました。槍ヶ岳とヨツバシオガマなど、カメラを向ければたちまち絵になるような光景が1ピッチで数カ所もあるような贅沢な稜線が続き、花の状態や天候待ちのために粘れば、素人の自分でもかなりいい写真が撮れそうな気がしました。
 とくに谷を埋め尽くすチングルマの大群落を見たのは初めてで、夢の中にいるようでした。しかも、どの花も100%いい状態でパッチリと咲いているのです。表現が悪いかもしれませんが、ナマで見ているのに合成写真のよう……。コマクサをじかに見たのも初めてで、「群れて咲かない、孤高の花なんですよね?」と言ったら、小島さんが「俄然興味がわいた」と反応して写真に納められたのも、思い出の1シーンとして心に残ります。
 烏帽子岳ピストンでは、小屋で「おすすめスポット」として紹介されていた四十八池まで中村さんと足をのばしました。幅広の稜線上にできた小さな盆地状の地形に、池糠、石、高山植物、岩山、青空、登山道が配されて、絵のような小宇宙でした。烏帽子岳は(幸運にも?)百名山に選ばれていないせいか、小屋も登山道も比較的静かで心地よく、展望も花も楽しめるいい山として、ランキングが急上昇した山の一つになりました。(川名)

**
2013年8月5日  11:31 (撮影:川名)
タカネシオガマ
水晶小屋前  【ごまのはぐさ科】 
2013年8月6日  5:46 (撮影:川名)
イワオウギ
水晶小屋下  【まめ科】  
2013年8月6日  5:53 (撮影:川名)
ヨツバシオガマ
東沢乗越手前  【ごまのはぐさ科】
2013年8月6日  5:54 (撮影:川名)
ミヤマダイコンソウ
東沢乗越手前  【ばら科】
2013年8月6日  5:54 (撮影:川名)
イブキジャコウソウ
東沢乗越手前  【しそ科】
2013年8月6日  6:31 (撮影:中村)
イワオトギリ
東沢乗越  【おとぎりそう科】
2013年8月6日  6:31 (撮影:中村)
イワギキョウ
東沢乗越  【ききょう科】
013年8月6日  6:55 (撮影:中村)
ミヤマオダマキ
東沢乗越先  【きんぽうげ科】
2013年8月6日  6:56 (撮影:川名)
アカモノ
東沢乗越先  【つつじ科】 
2013年8月6日  7:18 (撮影:中村)
ミヤマダイコンソウ
真砂岳への登り途中  【ばら科】
2013年8月6日  8:04 (撮影:中村)
ハクサンシャクナゲ
真砂岳への登り途中  【つつじ科】
2013年8月6日  7:55 (撮影:川名)
タカネヤハズハハコ
真砂岳への登り途中  【つつじ科】
2013年8月6日  8:06 (撮影:中村)
ハクサンイチゲ
真砂岳への登り途中  【きんぽうげ科】
2013年8月6日  7:58 (撮影:川名)
シナノキンバイ
真砂岳への登り途中  【きんぽうげ科】
2013年8月6日  9:53 (撮影:川名)
イワツメクサとミヤマダイコンソウ
野口五郎岳先
2013年8月6日  10:40 (撮影:川名)
ミズスオウ
三ツ岳手前  【つつじ科】
2013年8月6日  11:14 (撮影:川名)
イワツメクサ
三ツ岳手前  【なでしこ科】
2013年8月6日  11:41 (撮影:川名)
コイワカガミ
三ツ岳手前のお花畑 【いわうめ科】
2013年8月6日  11:52 (撮影:川名)
チングルマ
三ツ岳手前のお花畑  【ばら科】
2013年8月6日  12:12 (撮影:川名)
イワギキョウとイワツメクサ
三ツ岳先
2013年8月6日  12:22 (撮影:川名)
コバノコゴメグサ
三ツ岳先 【ごまのはぐさ科】
2013年8月6日  12:39 (撮影:川名)
コマクサ
三ツ岳先  【けし科】 
2013年8月6日  13:42 (撮影:川名)
ツマトリソウ
三ツ岳先  【けし科】 
2013年8月7日  6:46 (撮影:川名)
アオノツガザクラ
烏帽子岳下  【つつじ科】
2013年8月7日  6:49 (撮影:川名)
ゴゼンタチバナ
烏帽子岳下  【みずき科】
2013年8月7日  6:49 (撮影:川名)
リンネソウ
烏帽子岳下  【すいかずら科】
2013年8月7日  7:29 (撮影:中村)
コイワカガミとチングルマ
烏帽子四十八池
2013年8月7日  8:18 (撮影:川名)
エゾシオガマ
烏帽子小屋手前  【ごまのはぐさ科】 
2013年8月7日  10:03 (撮影:川名)
ホタルブクロ
ブナ立尾根  【ききょう科】
2013年8月7日  10:04 (撮影:川名)
センジュガンピ
ブナ立尾根  【なでしこ科】
2013年8月7日  11:04 (撮影:川名)
ソバナ
ブナ立尾根  【ききょう科】

会   報


■2012年7月 火打山の花2 中村 雅明(昭和43年卒) 川名 真理(昭和63年卒)

            ****** 2012年10月24日投稿
●『国内山行報告』「2012年7月28〜30日 針葉樹会懇親山行・妙高山〜火打山縦走
  (前略)
 7月30日(月) 晴 火打山往復後笹ヶ峰キャンプ場へ下山。帰京。
・・・6:20ヒュッテを出発し火打山に向かいました。歩き始めてすぐ、高谷池沿いの木道沿い脇の林内にキヌガサソウの見事な群落がありました。天狗の庭の手前の台地にはハクサンコザクラ、アオノツガザクラ、イワイチョウが木道の両脇に群落で咲き誇り見事です。6:50天狗の庭に到着。思った以上に広い、池塘を択山散りばめた湿地帯で、池塘の周りには白いワタスゲの群落が風に揺れ、池塘に映る火打山、雪渓が目を奪います。
天狗の庭から火打山までの稜線は正に「百花繚乱」。ライチョウ平まではイワカガミ(淡紅)、ウメバチソウ(白)、オンタデ(白)、ヒメシャジン(淡紫)、マルバダケブキ(黄)、ハクサンボウフウ(白)、クルマユリ(橙)・・・、色とりどりの高山の花が次々に現れ、写真を撮りながらゆっくり登りました。後から花に詳しい川名さんが私が見逃がした花を見つけ教えてくれます。
 ライチョウ平から頂上までは、カラマツソウ(白)、ウサギキク(黄)、シナノキンバイ(黄)が登山道の両脇に咲き誇り、登りの辛さを和らげました。この頃からガスが立ち込め展望が無くなりました。8:20火打山頂(2,462m)に着きました。残念ながら、焼山から雨飾山に続く稜線はガスの中です。今朝の出発時には「ライチョウが見られるかも知れない」と、少し先の影火打まで行こうと相談していましたが、展望が利かないので行くのを止め、20分の休憩後下山開始。
 登りに見逃がした花の写真を撮りながらゆっくり下りました。
 (中略)11:00に笹ヶ峰に向かって下山開始。富士見平(2,050m)までは緩やかな下り。上では見られなかったサンカヨウ(白)、オオバキスミレ(黄)、ゴゼンタチバナ(白)が道脇にひっそり咲いていました。 (後略) 

○川名さんの感想(8/30中村宛メールから抜粋)
  私にとって、今年の夏山シーズン初の本格的な山行で、妙高山の登り下りはきつかったです。サウナのように水蒸気が多く、それが雲となって展望を遮り、高山植物もみられず、修行に近い状況でした。とはいえ、だからこその充実感がありました。火打山は一転しておだやかな山容で高山植物に恵まれ、とてもフォトジェニックでした。ワタスゲの最盛期と出会ったのは初めてで、早朝、中村さんと二人で静かに景色を独占できたことも相まって、想像以上の感動がありました。

●2012年8月31日 Re. 針葉樹会懇親山行・妙高山〜火打山縦走 三井 博(昭和37年卒)
    ****** 2012年8月31日のHUHACメールより抜粋
  (前略)
 私も何年か前、クラブツーリズムのツアーで妙高山〜火打山に登った時、同行の女性たちから花の名前を教えられ、それから花に興味を持つようになりました。殆ど中村さん、川名さんが記述した花と同じですが、あえて付け加えさせていただくと、 大倉乗越に登る山道のわきに、マイズルソウ、オトギリソウ、キヌガサソウなどを教えてもらいました。又、火打山に登る途中に、コバイケイソウ、ハクサンチドリ、クロユリなどがあったことを覚えています。まだ沢山あったのですが、殆ど忘れてしまいました。また花を訊ねる山行にいきたいですね。

012年7月29日  16:36 (撮影:川名)
キヌガサソウ
高谷池  【ゆり科】
2012年7月30日  6:50 (撮影:川名)
ワタスゲ
天狗の庭  【かやつりぐさ科】
2012年7月30日  7:10 (撮影:中村)
オンタデ
ライチョウ平下の道端  【たで科】
2012年7月30日  7:12 (撮影:中村)
ウメバチソウ
ライチョウ平下の道端  【ゆきのした科】
2012年7月30日  7:13 (撮影:中村)
エゾシオガマ
ライチョウ平下の道端  【ごまのはぐさ科】 
2012年7月30日  7:13 (撮影:中村)
アキノキリンソウ
ライチョウ平下の道端  【きく科】
2012年7月30日  7:21 (撮影:中村)
オオカサモチ
ライチョウ平下の斜面  【せり科】 
2012年7月30日  7:24 (撮影:中村)
クルマユリ
ライチョウ平下の道端  【ゆり科】
2012年7月30日  7:25 (撮影:中村)
マルバダケブキ
ライチョウ平下の斜面  【きく科】
2012年7月30日  7:34 (撮影:中村)
ミヤマホツツジ
ライチョウ平手前の道端  【つつじ科】
2012年7月30日  7:36 (撮影:中村)
ホソバヒメシャジン
ライチョウ平手前の道端  【ききょう科】
2012年7月30日  7:40 (撮影:中村)
ミヤマオダマキ
ライチョウ平手前の道端  【きんぽうげ科】
2012年7月30日  7:50 (撮影:中村)
シナノキンバイ
ライチョウ平上の道端  【きんぽうげ科】
2012年7月30日  7:53 (撮影:中村)
カラマツソウ
ライチョウ平上の道端  【きんぽうげ科】
2012年7月30日  8:08 (撮影:川名)
ウサギギク
ライチョウ平上の道端  【きく科】
2012年7月30日  8:59 (撮影:中村)
イワカガミ
天狗の庭〜ライチョウ平下の道端  【いわうめ科】
2012年7月30日  9:26 (撮影:中村)
タテヤマアザミ
天狗の庭〜ライチョウ平下の道端  【きく科】
2012年7月30日  10:05 (撮影:中村)
ハクサンチドリ
天狗の庭手前の台地  【らん科】
2012年7月30日  10:09 (撮影:中村)
ハクサンコザクラ
天狗の庭手前の台地  【さくらそう科】
2012年7月30日  10:10 (撮影:中村)
アオノツガザクラ
天狗の庭手前の台地  【つつじ科】
2012年7月30日  11:32 (撮影:中村)
サンカヨウ
富士見平近く  【めぎ科】
2012年7月30日  11:33 (撮影:中村)
ベニバナイチゴ
富士見平近く  【ばら科】
2012年7月30日  11:35 (撮影:中村)
オオバキスミレ
富士見平近く  【すみれ科】
 2012年7月30日  12:05 (撮影:中村)
ゴゼンタチバナ
富士見平近く  【みずき科】

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■2012年7月 アポイ岳の花 岡田 健志(昭和42年卒) 

  ***2012年8月20日投稿

●『国内山行報告』「2012年7月18〜20日 針葉樹会有志による北海道のアポイ岳登山」
 参照。写真は撮影日時順に配置しました。

2012年7月19日  7:19
アポイ岳登山口付近
クルマユリ  【ゆり科】 
2012年7月19日  8:53
アポイ岳5合目付近
ホソバトウキ 【せり科】
2012年7月19日  9:11
アポイ岳7合目付近
イブキジャコウソウ 【ごまのはぐさ科】
      
2012年7月19日  9:13
アポイ岳7合目付近
サマニオトギリ  【おとぎりそう科】
    

2012年7月19日  9:16
アポイ岳7合目付近
アポイマンテマ  【なでしこ科】
明るい太陽光の下では、花が開かない 
     
2012年7月19日  9:21
アポイ岳7合目付近
エゾノカワラマツバ  【あかね科】  
2012年7月19日  9:22 
アポイ岳7合目付近
キンロバイ 【ばら科】
ヒメチャマダラセセリ(絶滅危惧種の蝶)が
産卵し、その幼虫はキンロバイの葉を食べる
2012年7月19日  9:32
アポイ岳馬の背付近
ヒメエゾギク 【きく科】


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■2012年7月 トムラウシの花 竹中 彰(昭和39年卒)、岡田 健志(昭和42年卒) 
  ***2012年8月20日、9月2日投稿

●『国内山行報告』「2012年7月13〜18日 針葉樹会有志による北海道・大雪山系登山」
 参照。写真は撮影日時順に配置しました。

●7月中旬のトムラウシの記録に関しては山行報告の通りであるが、大いに高山植物を堪能した山行でもあった。大雪山特有の花、北アルプスなど本州の高山でも出会える花など種類と量の豊富さに圧倒された。また、出会う場所の雰囲気などその自然の組み合わせの妙にも満足であった。
その内の幾つかを紹介したい。なお、花の識別については「山渓刊・大雪山自然観察ガイド」に従った。

○7/14往路:カムイ天上の先から延々と続く泥濘道から解放され、コマドリ沢を目指し、カムイサンケナイ川に向って下って暫く進んだところに水場があり、その周辺にお花畑が広がっていた (9:55 @エゾコザクラ、ミヤマキンポウゲ、Aミヤマキンポウゲ) 。
コマドリ沢を詰め、灌木帯を抜け砂礫とハイマツ帯の上で前トム平に出て視界が開ける。周辺にはイワブクロなどが展開していた(12:12 Bチシマギキョウ)。
前トム平からケルンのある小ピークを下った所が池塘が散在し、小川の流れるトムラウシ公園。コマドリ沢下部でも多く見掛けたウコンウツギや多種類の高山植物が咲き誇っていた(13:16 Cウコンウツギ、チョウノスケソウ)。
南沼キャンプ指定地から夕暮れのオプタテシケ、十勝連峰のビューポイントへの帰途目に止まる(18:10 D南沼テン場のハクサンチドリ)。
○7/15 復路:テン場から快晴のトムラウシを往復した帰路、頂上から10分の所で(5:59 E下山途中のイワブクロ)。その先で(6:03 Fヒメイソツツジ)。
テントを撤収して南沼から下ってスグに(6:54 Gチョウノスケソウ、エゾコザクラ)、トムラウシ公園手前の道端でお馴染みのコマクサに(7:01 Hコマクサ)。帰途のトムラウシ公園ではユックリお花鑑賞タイムを取る(7:40 Iチョウノスケソウ、チシマノキンバイソウ、エゾコザクラの花畑、7:44 Jチョウノスケソウ群落)。
前日休んだコマドリ沢からカムイ天上に向う途中のお花畑で(10:29 Kコマドリ沢上のお花畑)。 
[2012.09.06 竹中]
2012年7月14 日  9:55 (撮影:竹中)
コマドリ沢に向う水場のお花畑
@エゾコザクラ 【さくらそう科】、
ミヤマキンポウゲ 【きんぽうげ科】
2012年7月14 日  9:55 (撮影:竹中)
コマドリ沢に向う水場のお花畑
Aミヤマキンポウゲ 【きんぽうげ科】
2012年7月14 日  12:12 (撮影:竹中)
前トム平
Bチシマギキョウ 【ききょう科】
2012年7月14 日  13:16 (撮影:竹中)
トムラウシ公園
Cウコンウツギ 【すいかずら科】、
チョウソスケソウ 【ばら科】
2012年7月14日  14:29 (撮影:岡田)
南沼にて
エゾヒメクワガタ  【ごまのはぐさ科】
2012年7月14 日  18:10 (撮影:竹中)
南沼テント場
Dハクサンチドリ 【らん科】
2012年7月15 日 5:59 (撮影:竹中)
下山途中(トムラウシ頂上から10分)
Eイワブクロ 【ごまのはぐさ科】
2012年7月15 日  6:03 (撮影:竹中)
トムラウシ頂上からの帰途
Fヒメイソツツジ 【つつじ゙科】
2012年7月15日  6:09 (撮影:岡田)
トムラウシ頂上からの帰途
イソツツジ 【つつじ科】  
   
2012年7月 15 日  6:54 (撮影:竹中)
テントを撤収し,南沼を下ってスグ
Gチョウノスケソウ 【ばら科】、
エゾコザクラ 【さくらそう科】
2012年7月15 日  7:01 (撮影:竹中)
トムラウシ公園手前  Hコマクサ 【けし科】
2012年7月15 日  7:40 (撮影:竹中) 
トムラウシ公園
Iチョウソスケソウ 【ばら科】、
チシマノキンバイソウ 【きんぽうげ科】、
エゾコザクラ 【さくらそう科】のお花畑
2012年7月15 日  7:44 (撮影:竹中) 
トムラウシ公園
Jチョウソスケソウ 【ばら科】 群落
2012年7月15日  8:41 (撮影:岡田) 
前トム平
チシマキンレイカ(タカネオミナエシ)
【おみなえし科】
2012年7月15 日  10:29 (撮影:竹中)
Kコマドリ沢上のお花畑

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■2010年10〜11月 ヒマラヤの花(その2) 岡田 健志(昭和42年卒)
 
  ***2011年2月3日投稿

  10月21日から11月11日、クーンブ・ヒマールトレッキングにでかけました。
  (詳細は『針葉樹会報第121号』に掲載予定です)
  トレッキング中に見た花々を、昨年投稿したヒマラヤの花の続編として投稿します。
2010.10.30 13:38
Lobche付近
レオントポディウム・モノケファルムLeontopodiumu monocephalum
(キク科ウスユキソウ属)
2010.10. 9:53
Phungi Thanga付近
レオントポディウム・ヒマラヤヌム Leontopodium Himalayaneu
(キク科ウスユキソウ属)
2010.10.26 8:50
Sanasa付近
キアナントゥス・ロバトゥス Cyananthus lobatus
(キキョウ科キアナントゥス属
2010.10.30 14:10
Lobche付近
ヒッポリティア・ゴッシピナ? Hippolytia gossypina
(キク科ヒッポリティア属)
2010.11.03 8:29
Lusa付近
ヒメシャリントウ(実)
Cotoneaster microphyllus
(バラ科)
2010.11.03 8:11
Lusa付近
?ワタスゲのような花?を
つけていた。
名前を教えてください。

「ヒマラヤ植物大図鑑」(吉田 外司夫著 山と渓谷社)調べ
 写真撮影:中村 雅明(昭和43年卒)


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■2010年8月 黒部源流の花 中村 雅明(昭和43年卒) 川名 真理(昭和62年卒)

  ***2010年9月10日投稿

●『国内山行報告』「2010年8月12〜17日 黒部源流山行 参照
  今回撮った花の種類は多く、同定しただけでも31種ですが、花の状態が良くないのを除きました。写真は撮影日時順に配置しました。
●雲ノ平周辺は花の名所ですが、8月中旬なので夏の花は終わっていると期待していませんでした。案の定、雲ノ平のアラスカ庭園ではチングルマの群落は咲き終わっていました。ところが、アルプス庭園(祖母岳)に行くと、チングルマ、シナノキンバイ、ハクサンイチゲの群落が見事に咲き誇っていました。さらに翌日、高天原から岩苔乗越までの岩苔小谷沿いの道もクルマユリ、ミヤマトリカブト、ウサギギク、シナノキンバイ、ハクサンイチゲ、ヨツバシオガマが今を盛りに咲いていました。岩苔乗越〜黒部源流〜双六小屋の道もミヤマキンポウゲ、ウサギキク、コイワカガミ、アオノツガザクラなど真っ盛りでした。双六小屋から弓折岳への稜線でもコバイケイソウ、ハクサンフウロ、イワカガミなどを楽しみました。心残りだったのは予定して行けなかった赤木沢、五郎沢、祖父沢の源頭、黒部五郎岳のカールの花です。さぞかし見事な花々に出会えたことでしょう。(中村.川名)
2010年8月13日  13:01 (撮影:中村)
薬師沢小屋への途中にて
ゴゼンタチバナ  【ミズキ科】
2010年8月13日  13:14 (撮影:中村)
薬師沢小屋への途中にて
オンタデ  【タデ科】

2010年8月13日  13:17 (撮影;中村)
薬師沢小屋への途中にて
ミヤマシシウド  【セリ科】

2010年8月13日  13:21 (撮影:川名)
薬師沢小屋への途中にて
エゾシオガマ  【ゴマノハグサ科】

2010年8月14日  9:24 (撮影:川名)
祖母岳周辺
チングルマ  【バラ科】
2010年8月14日  9:48 (撮影:川名)
祖母岳周辺
イワイチョウ  【キク科】
2010年8月14日  11:20 (撮影:川名)
雲ノ平(コロナ観測所付近)
アオノツガザクラ  【ツツジ科】
2010年8月14日  11:31 (撮影:中村)
雲ノ平 (コロナ観測所付近)
ミヤマアキノキリンソウ  【キク科】
2010年8月14日  11:34 (撮影:川名)
雲ノ平(コロナ観測所付近)
ヤマハハコ  【キク科】
2010年8月15日  8:11 (撮影:中村)
岩苔乗越への途中
ミヤマトリカブト  【キンポウゲ科】
2010年8月15日  8:25 (撮影:中村)
岩苔乗越への途中
シナノキンバイ  【キンポウゲ科】
2010年8月15日  8:38 (撮影:中村)
岩苔乗越への途中
ウサギキク  【キク科】
2010年8月15日  9:08 (撮影:中村)
岩苔乗越手前
ミヤマキンポウゲ  【キンポウゲ科】
2010年8月15日  9:11 (撮影:中村)
岩苔乗越手前
ヨツバシオガマ  【ゴマノハグサ科】
2010年8月15日  9:11 (撮影:川名)
岩苔乗越手前
ハクサンイチゲ  【キンポウゲ科】

2010年8月15日  10:07 (撮影:中村)
岩苔乗越への途中
クルマユリ  【ユリ科】

2010年8月15日  13:40 (撮影:中村)
双六小屋への途中
コイワカガミ  【イワウメ科】

2010年8月15日  10:12 (撮影:中村)
黒部源流への途中
オタカラコウ  【ユリ科】

2010年8月15日  10:17 (撮影:中村)
黒部源流への途中
コバイケイソウ  【ユリ科】

2010年8月16日  6:59 (撮影:中村)
鏡平分岐への途中
タカネヤハズハハコ  【キク科】

2010年8月16日  7:34 (撮影:中村)
鏡平分岐手前
ハクサンフウロ  【フウロソウ科】

 2010年8月16日  7:25 (撮影:中村)
鏡平分岐手前
シモツケソウ  【バラ科】

2010年8月16日  7:37 (撮影:中村)
弓折岳への途中
イワカガミ  【イワウメ科】
会   報

■2010年7月 火打山の花 山本 尚禎 (昭和36年卒)

   ********** 2010年8月29日投稿
2010年7月23日 7:07
火打山下天狗ノ庭
ハクサンコザクラ 【サクラソウ科】
2010年7月23日 7:08
火打山下天狗ノ庭
ワタスゲ 【カヤツリグサ科】

●70歳を越えた三組の老夫婦の花見。今年は積雪が多く、群落が少ない。

会   報

■2010年7月 大雪連峰の花(1:黒岳) 中村 雅明(昭和43年卒)

  ***2010年8月8日投稿
『国内山行報告』「2010年7月8〜14日 大雪連峰縦走(黒岳〜トムラウシ山)参照
花の配置は行程上の出会い(撮影日時)順です。同じ花も重複して掲載しています。
花の名前は『北海道の高山植物』(北海道新聞社)のものを採用しました。
2010年7月8日 15:24
黒岳への途中にて
ウコンウツギ  【スイカズラ科】
2009年7月8日 15:58
黒岳への途中にて
チシマノキンバイソウ 【キンポウゲ科】
2009年7月8日 16:01
黒岳への途中にて
  オオカサモチ 【セリ科】
2009年7月8日 16:03
黒岳への途中にて
 ハクサンチドリ 【ラン科】
2009年7月8日 16:05
黒岳への途中にて
 トカチフウロ 【フウロソウ科】
2009年7月8日 16:14
黒岳山頂付近
 エゾツツジ 【ツツジ科】
2009年7月8日 16:16
黒岳山頂付近
 イワブクロ 【ゴマノハグサ科】
2009年7月8日 16:36
黒岳石室付近
 エゾコザクラ 【サクラソウ科】
2009年7月8日 16:37
黒岳石室付近
 チングルマ 【バラ科】

会   報

■2010年7月 大雪連峰の花(2:北海岳・白雲岳・小泉岳) 中村 雅明(昭和43年卒)
  ***2010年8月8日投稿
『国内山行報告』「2010年7月8〜14日 大雪連峰縦走(黒岳〜トムラウシ山)参照
花の配置は行程上の出会い(撮影日時)順です。同じ花も重複して掲載しています。
花の名前は『北海道の高山植物』(北海道新聞社)のものを採用しました。
2009年7月9日  5:38
北海岳の途中にて
イワブクロの群落  【ゴマノハグサ科】
2009年7月9日  5:42
北海岳の途中にて
 ウラジロナナカマド  【バラ科】
2009年7月9日  6:10
北海岳の途中にて
クモマユキノシタ  【ユキノシタ科】
2009年7月9日 6:14
北海岳の途中にて
ホソバツメクサ   【(ナデシコ科】
2009年7月9日 6:35
北海岳の途中にて
イワヒゲの群落   【ツツジ科】
2009年7月9日  6:52
北海岳山頂付近
キバナシオガマ  【ゴマノハグサ科】
2009年7月9日  7:00
白雲分岐の途中にて
ハクサンチドリ   【ラン科】
2009年7月9日  7:18
北海分岐の途中にて
コマクサ  【ケシ科】
2009年7月9日  7:19
白雲分岐の途中にて
エゾノオヤマノエンドウ  【マメ科】
2009年7月9日  7:37
白雲分岐の途中にて
エゾノハクサンイチゲ゙  【キンポウゲ科】
2009年7月9日  9:3
白雲平にて
エゾハハコヨモギ  【キク科】
2009年7月9日  11:54
稜線分岐への途中にて
エゾツツジ゙  【ツツジ科】
2009年7月9日  12:32
小泉岳への途中にて
 ホソバツメクサ   【ナデシコ科】
2009年7月9日  12:39
小泉岳への途中にて
チシマキンレイカ   【オミナエシ科】
2009年7月9日  12:48
小泉岳の途中にて
コマクサ  【ケシ科】
 2009年7月9日  12:50
小泉岳の途中にて
 マルバシモツケ  【バラ科】
2009年7月9日  13:01
小泉岳の途中にて
 シロバナミヤマアズマギグ  【キク科】
2009年7月9日  13:01
小泉岳の途中にて
ホソバウルップソウ  【ウルップソウ科】
2009年7月9日  13:06
小泉岳の途中にて
メアカンキンバイ  【バラ 科】

会   報


■2010年7月 大雪連峰の花(3:高根ケ原・忠別岳) 中村 雅明(昭和43年卒)
  ***2010年8月8日投稿
『国内山行報告』「2010年7月8〜14日 大雪連峰縦走(黒岳〜トムラウシ山)参照
花の配置は行程上の出会い(撮影日時)順です。同じ花も重複して掲載しています。
花の名前は『北海道の高山植物』(北海道新聞社)のものを採用しました。
   
2009年7月10日  5:26
高根ケ原にて
チシマキンレイカ、エゾツツジ、
イワブクロ、エゾハハコヨモギ
2009年7月10日  5:29
高根ケ原にて
エゾツツジ  【ツツジ科】
   
2009年7月10日  5:36
高根ケ原にて
チシマギキョウ  【キキョウ科】
2009年7月10日  5:37
高根ケ原にて
エゾハハコヨモギの群落  【キク科】
2009年7月10日  5:38
高根ケ原にて
ゴゼンタチバナ  【ミズキ科】
2009年7月10日  6:31
高根ケ原にて
コマクサ  【ケシ科】
2009年7月10日  6:42
高根ケ原にて
ヨツバシオガマ  【ゴマノハグサ科】
2009年7月10日  8:07
高根ケ原にて
イワブクロ  【ゴマノハグサ科】

2009年7月10日  5:31
忠別岳の途中にて
チングルマの大群落  【バラ科】
2009年7月10日  10:43
忠別岳避難小屋分岐付近
ミヤマオグルマ   【キク科】

会   報

■2010年7月 大雪連峰の花(4:化雲岳・トムラウシ山) 中村 雅明(昭和43年卒)
  ***2010年8月8日投稿
『国内山行報告』「2010年7月8〜14日 大雪連峰縦走(黒岳〜トムラウシ山)参照
花の配置は行程上の出会い(撮影日時)順です。同じ花も重複して掲載しています。
花の名前は『北海道の高山植物』(北海道新聞社)のものを採用しました。

2009年7月11日  7:24
化雲平の途中にて
エゾコザクラ  【サクラソウ科】
2009年7月11日  7:10
化雲平の途中にて
   ウラジロナナカマド  【バラ科】   

    
2009年7月11日  7:26
化雲平の途中にて
エゾノハクサンイチゲの群落【キンポウゲ科】
2009年7月11日  7:34
化雲平にて
チングルマ   【バラ科】
2009年7月11日  7:37
化雲平にて
ホソバウルップソウ【ウルップソウ科】
2009年7月11日  7:39
化雲平にて
ホソバウルップソウとチングルマ
2009年7月11日  8:01
化雲平にて
エゾノハクサンイチゲとホソバウルップソウ
2009年7月11日  8:14
化雲岳の途中にて
キバナシャクナゲの群落【ツツジ科】
2009年7月11日  8:14
化雲岳の途中にて
チングルマの見渡す限りの大群落【バラ科】
2009年7月13日  7:22
トムラウシ山の途中にて
エゾノツガザクラ   【ツツジ科】
2009年7月13日  9:51
前トム平にて
チシマギキョウ  【キキョウ科】
会   報

■2010年6月 6月の上高地の花 高橋 信成(昭和38年卒)  ***2010年6月9日投稿


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ズミ(バラ科リンゴ属)                      
 小梨平の河童橋近くの比較的太いズミの木の花のつぼみ。蕾のうちは、赤い色を帯びているが、開花すると白くなる。この木は、接木の台木として利用される。上高地では、小梨と呼ばれるが、コリンゴという地方もある。若い木はまだ蕾が小さく粒のようで赤い色が見えないものが多かった。
シロバナノエンレイソウ(ユリ科エンレイソウ属)  
 帝国ホテルの入口の道端にあり。近くに紫色の花のエンレイソウもあり。
オオカメノキ(スイカズラ科ガマズミ属)       
 田代湿原の路傍にあった。上高地ではいたるところで出会うことができる。霞沢岳の八右衛門沢の雪渓の末端の所にも10メートル程土手の上にあった。葉が大きな亀の甲の形をしているので名づけられた。葉が虫に食われるのでムシカリともいう。
ハシリドコロ(ナス科ハシリドコロ属)        
 田代湿原をでたところの林内の下草となっていた。地下茎に猛毒があり、食べると幻覚症状を起こし走り回るところからこの名が付けられた。地下茎は鎮痛剤・丸薬としてつかわれる。シーボルトの日本滞在中にハシリドコロに関する逸話がある。(水谷助六の写生図・マキシもビッチの命名・「薬品応手録」・シーボルトの鑑定違いによる散瞳薬としての効能の発見・土生玄碩等々)
クルマバツクバネソウ(ユリ科ツクバネソウ属)     
 田代湿原から田代橋へ向かう路傍でみる。葉が6〜8枚ついていて、羽根突きの羽に似ているのでこの名がついた。
ラショウモンカズラ(シソ科ラショウモンカズラ属)    
 能の曲目「羅生門」の中で,渡辺綱が鬼女の腕を切る話がある。その切られた腕にこの花が似ているのでラショウモンカズラと名づけられたという。田代湿原から田代橋へ向かう路傍で見つけた。この説話を扱ったものに、歌舞伎舞踊「戻り橋」「茨木」、長唄「綱館」がある。
ウワミズザクラ(バラ科サクラ属)              
 上高地バスターミナルから帝国ホテルへ向かう木道からみえた。サクラだが花がソメイヨシノ(散形状)オオシマザクラ(散房状)等とはことなり、総状花序(稲穂のような花のつきかた)となっている。まだ蕾の状態である。花・実(緑の頃)・実(赤いさくらんぼ)を塩漬けや焼酎漬けにする。5月下旬に白馬村でこの花が咲いていたが、上高地は海抜1500メートルで寒いため6月はじめでも蕾である。
ネコノメソウ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)        
 6月5日朝5時に起きて岳沢口湿原へ散策。岳沢登山口近くの下草の周りに発見した。旅館に帰って周囲を歩いたら裏手の小さな流れの傍に長さ1メートル幅40センチくらいの群落があり、そのなかにぎっしりとネコノメソウが詰まっていた。
アマドコロ(ユリ科アマドコロ属)      
 
梓川沿いの道で割谷山側路傍でみつけた。数株がまとまっていた。葉の脇から花柄を一本出しているものと基部で二つに分かれて二本となっているものがある。
****
会   報

■2009年10〜11月 ヒマラヤの花 岡田 健志(昭和42年卒) ***2009年12月23日投稿
10月末から11月初めにかけてヒマラヤトレッキングにでかけた。
そんな時期なのに、ネパールは思っていたよりずっとずっと暖かかった。
それでも、3,000m付近では、草は茶色に枯れていた。陽だまりを探すと、ありましたよ、花が。中には、ドライフラワー化したものもありますが…。
花の名前については、***の仲間という程度しかわかりません。今後も調べをすすめようと考えていますが、おしえていただければありがたいです。


2009年10月30日 
Syangbocheの丘にて
Gentiana Depressa 
リンドウの仲間
2009年10月30日 
Syangbocheの丘にて
調査中
2009年10月30日 
Syangbocheの丘にて
ヤマハハコの仲間
2009年10月30日 
エベレストビューホテル付近で
ウスユキソウの仲間
2009年10月31日 
Syanbocheのヘリポート付近で
Gentiana micans 
リンドウの仲間
2009年10月30日
エベレストビューホテル付近で
(馬場氏撮影)
Gentiana micans 
リンドウの仲間
2009年10月30日
エベレストビューホテル付近で
(馬場氏撮影)
ウスユキソウの仲間
2009年11月3日
セコン湖付近(ダウラギリ山麓)
イワインチンの仲間
2009年11月3日
セコン湖付近(ダウラギリ山麓)
アスターの仲間
会   報

***
■2009年8月 白山の花 竹中 彰(昭和39年卒)   ***2009年9月24日投稿
『国内山行報告』「2009年8月26〜29日 夏の終わりに加賀の白山に出掛けました。」参照
 「加賀の霊峰・白山は高山植物の点でも天下に名高い原産地の名山で、「ハクサン」の名を冠する植物だけでも大変に多く、とても本稿では紹介し切れない。それだけに花の最盛期には訪れる人も多く、見どころも多い」  朝日新聞社『日本百名山 白山 荒島岳 大山』より
2009年8月27日 10:57 中飯場上で
ハクサンシャジン
2009年8月27日 11:43 砂防新道
ヤマアジサイ(オオカメノキも多い)
2009年8月27日 12:22 甚之助避難小屋近くにて
ミヤマトリカブトとオニシモツケ
2009年8月27日 12:22 南竜分岐〜黒ボコ岩の間
ミヤマトリカブト
2009年8月27日 13:36 南竜分岐〜黒ボコ岩の間
ハクサンフウロ
2009年8月27日 13:36
室堂から御前峰に向かう途中    イワギキョウ
2009年8月27日 16:47 室堂にて
ミヤマアキノキリンソウとハクサンフウロ
2009年8月28日 8:13 エコーラインにて
チングルマの花柱(このあたり群落多い)
2009年8月28日 8:19 エコーラインにて
カライトソウ
2009年8月28日 8:36 
エコーライン、南竜分岐上部     シモツケソウ
2009年8月28日 8:36
エコーライン、南竜分岐部  ウスユキソウの頭花
2009年8月28日 9:03   南竜分岐下にて
イブキトラノオ、ミヤマハクサントリカブト、
ハクサンボウフウ
2009年8月28日 10:16砂防新道下部にて
センジュガンピ
2009年8月28日 11:36
別当出合の吊り橋近くにて  サラシナショウマ

    
会   報

***
■2009年7月 Meconopsis in Bhutan 中村 保(昭和33年卒)   ***2009年8月7日第1信
7月末に私の友人(一橋OB)がブータンに出かけ、添付の素晴らしいワインカラーのMeconopsisの花を撮影してきました。 行った先は外国人に初めて開放された地域の由で、素人目にはゴージャスで鮮烈、また野生あふれる素晴らしい色彩に驚いています。 ブーゲンビリアのような色ですね。 たいへん珍しいと聞きました。 海外からの反響は予想外におおく寄せられています。

***2009年9月9日第2信
撮影者: 岩崎邦雄(一橋大卒) 横断山脈研究会
                    (中村が会長、会員は約100名で京大、神戸大、東北大が多い)
撮影日: 2009年7月下旬
場  所: ブータン
学  名: Meconopsis wallichii
これほど鮮やかなワインカラーのMeconopsisは珍しく、ブータンだけのようです。 海外からの反応はたくさんありますが、Chris Boningtonからのメールだけを下記紹介します。

Hi Tom,
What beautiful flowers, superbly photographed ? I have never been to Bhutan. I really must go.
Chris

On 5/8/09 02:12, "Tamotsu Nakamura" <t-naka@est.hi-ho.ne.jp> wrote:
Dear Friends,
Presumably you would be enjoying nice summer holidays.
I send you herewith rare and marvelously beautiful flowers "wine-color Meconopsis" in Bhutan, as attached. A friend of mine took the pictures during a flower trekking tour (late July) having entered the region first opened to foreigners.
All good wishes,
Tom Nakamura

***
会   報
■2009年8月 カムイエクウチカウシ山の花 川名 真理 (昭和62年卒)***2009年8月24日投稿
●すべて8月8日に八ノ沢カールで撮影。このように雪渓はわずかですが、2日前まではかなり広く残っていたそうです。雪が消えたばかりだからでしょうか。いっせいに花が咲きそろい、見事でした。
2009年8月8日 8:56  タカネグンナイフウロ 2009年8月8日 8:58:  ミヤマキンポウゲ
2009年8月8日 9:47   シナノキンバイ 2009年8月8日 10:50  エゾツツジ
2009年8月8日 12:41  チングルマ  
【あとがき】
このほか、カールやその前後で少なくとも次のような花々を見ました。
 白)ゴゼンタチバナ
 黄)ウサギギク、ニッコウキスゲ
 青)タテヤマリンドウ、ミヤマクワガタ
 紫)イワブクロ
 ピンク)ヨツバシオガマ
■2007年7月 北海道の花(利尻岳・礼文島・羊蹄山) 蛭川 隆夫(昭和39年卒)
     ***2009年9月4日投稿
2007年北海道の花の旅
7月の4日から12日まで、礼文島、利尻岳、羊蹄山で花の山旅を楽しみました。参加者は、佐薙恭(S31)・丸山則二(S33)・蛭川隆夫(S39)紀巳子夫妻・本間浩(S39)・小島和人(S40)・佐藤久尚(S41)の7名。
70種類を超える草木の花を観察し、佐薙さん、丸山さん、さらに丸山さんの友人で高山植物に詳しいF氏のお三方の熱意で、その種名を同定できました。また、黒松内町の歌才ブナ林(日本のブナの北限)を探訪しました。この山旅は、『針葉樹会報』第110号の「北海道・
花と山の旅」(佐藤久尚)に詳しく載っています。
                    ここをクリックすると当該記事のPDF版がご覧になれます。
 
2007年7月8日 撮影:丸山    利尻岳のお花畑
チシマフウロ、ヤマブキショウマ、イブキトラノオ、
レブンシオガマ、エゾカンゾウ、ミヤマキンポウゲ
など。
 2007年7月7日 撮影:丸山    礼文島
 ヒオウギアヤメ 【アヤメ科】
 葉の付き方が、檜扇に似ていることから
 名付けられた。 [図鑑@]
2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
ハイオトギリ 【オトギリソウ科】
オトギリは、弟切。鷹の傷薬の秘密を漏らした
弟を兄が斬り殺したという伝説に基づく。[図鑑B]
 2007年7月7日 撮影:丸山   礼文島
 エゾウスユキソウ (レブンウスユキソウ) 【キク科】
 礼文島に多い。高山のウスユキソウは、
 ひとつの山に1種類しか生えていないものが多い。
 それで、よく地名が先頭に付いた名前となる。
  [図鑑@]
2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
エゾノチチゴグサ 【キク科】
乾いた草地に生える、雌雄異種の多年草。
 [図鑑@]           
 2007年7月11日 撮影:佐薙   羊蹄山
 ミヤマオダマキ 【キンポウゲ科】
 オダマキは、苧環(機織りに使う糸巻き)で、
 花の形から連想したもの。  [図鑑C]
2007年7月7日 撮影:丸山   礼文島
ミヤマキンポウゲ 【キンポウゲ科】
キンポウゲは、平地のウマノアシガタの別名。
 [図鑑@] 
 2007年7月7日 撮影:丸山   礼文島
 レブンキンバイソウ 【キンポウゲ科】
 花名は、礼文島で咲く、金色の梅に似た花
 と言うことで付けられた。 [インターネットから]
2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
カラマツソウ 【キンポウゲ科】
花の形を、樹木のカラマツの葉に見立てた
(カラマツは、葉が唐絵に描かれた松に似て
いるため)。  [インターネットから]
 2007年7月8日 撮影:丸山    利尻岳
 エゾノハクサンイチゲ 【キンポウゲ科】
 白い花弁のように見えるのは、萼片。
 本州のハクサンイチゲと比べると、葉の先が
 それほど尖らない。@
2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
お花畑(エゾノハクサンイチゲ)


 2007年7月9日 撮影:丸山   利尻島ホテル
 リシリヒナゲシ 【ケシ科】
 利尻山の山頂付近の岩礫地にまれにしか生えない。
 写真は、山麓のホテルで栽培されていたもの。
  [図鑑@]
 
2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
エゾコザクラ 【サクラソウ科】
雪田の融雪地に大きな群落をつくる。
白花品をシロバナエゾコザクラという。[図鑑@]
 2007年7月7日 撮影:丸山   礼文島
 ミソガワソウ 【シソ科】
 長野県の味噌川(木曽川の支流)に生える
 ことから名付けられた。 [図鑑@]
2007年7月11日 撮影:佐薙  羊蹄山
シラネアオイ 【シラネアオイ科】
1科1属1種の日本特産種。花びらのように
見えるのは、萼片である。 [図鑑@]
 2007年7月11日 撮影:佐薙   羊蹄山
 ウコンウツギ 【スイカズラ科】
 ウコンは、鬱金で、花の鮮やかな黄色から
 名付けられた。  [図鑑@
 
2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
エゾツツジ 【ツツジ科】
ちょっと見ただけでは草のように見えるが、
れっきとした木。
[図鑑@]
 2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
 イワヒゲ&エゾツツジ 【ツツジ科&ツツジ科】
 イワヒゲは、場所によって、枝の太さ、花の
 大きさ、花付きの良さなどで形態変化が大きい。
 [図鑑@]
 
2007年7月7日 撮影:丸山    礼文島
ヤマブキショウマ 【バラ科】
ヤマブキに似て、葉は、先が尾状にとがり、
葉脈(側脈)がはっきりしている。 [図鑑@]
 2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
 オオタカネバラ 【バラ科】
 日本とユーラシア北部に広く分布する
 (タカネバラは、日本のみに分布)。[図鑑@]
 
2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
マルバシモツケ 【バラ科】
日当たりのよいところを好む。白花で高地に生える
(シモツケは淡紅色の花で、低地に生える)。 
[図鑑@、F]


 
 2007年7月7日 撮影:丸山   礼文島
 チシマフウロ 【フウロソウ科】
 四角形で周囲三方が防風林で囲まれている
 草刈場を「ふうろ野」と呼び、そこに生える草
 (肥料用)がふうろ草。「三方が囲われていて、
 一方だけが開いている」という「フウロ」のコンセプト
 は、フロ(風呂)・フクロ(袋)・フクロウ(梟)・フウロ
 (風炉)などに共通する。  [図鑑E]
 
2007年7月7日 撮影:丸山    礼文島
カラフトゲンゲ 【マメ科】
ゲンゲは、レンゲソウの正式和名。
種名はゲンゲだが、属名はゲンゲ属でなく
、イワオウギ属。  [図鑑B]
 2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
 シコタンソウ 【ユキノシタ科】
 シコタンは、色丹島ではじめて採集された
 ことによる。[図鑑D]
         

 2007年7月8日 撮影:丸山   利尻岳
 ニッコウキスゲ(ゼンテイカ) 【ユリ科】 
 本来の名前は、セッテイカ(セッテイの意味は
 「湿った」)またはそれがなまったゼンテイカ。
 日光に生えているキスゲの仲間という意味の
 名前に登山者によって変えられてしまったが、
 実際はキスゲの仲間ではない。 
 [図鑑C]
*******************************************************************
注:1.花の名前は、『山渓カラー名鑑・日本の高山植物』(山と渓谷社)のものを採用。
( )内は、同図鑑での別名 
注:2.図鑑番号
      @『山渓カラー名鑑・日本の高山植物』(山と渓谷社)
      A『高山植物』(東海大学出版会)
      B『野の花だより365日 上』(技術評論社)
      C『山渓カラーガイド カラー山の花』(山と渓谷社)
      D『北方植物の旅』(朝日新聞社)
      E『植物名の由来』(東京書籍)
      F『樹の花2』(山と渓谷社)

■2007年7月 北海道の花(ベスト・スリー人気投票) 佐薙 恭(昭和31年卒)
     ***2007年9月17日HUHACメールより転載
 『山の花』 <北海道> 「2007年北海道の花(利尻岳・礼文島・羊蹄山)」参照
*蛭川 隆夫会員(昭和39年卒)「コメント」
帰宅後、佐薙さんの呼びかけで、ベスト・スリーの人気投票を行いました。以下は、その結果を伝える佐薙さんのメールです。

皆さん
●北海道の花、人気投票の個人別内訳は、1位から順に
キミコ夫人: エゾノハクサンイチゲ、レブンウスユキソウ、ハイオトギリ
本間:    ウコンウツギ、シラネアオイ、ウラジロナナカマド
蛭川旦那:  ボタンキンバイ、リシリヒナゲシ、エゾコザクラ
丸山:    エゾツツジ、レブンウスユキソウ、マルバシモツケ
小島:    レブンウスユキソウ、エゾカンゾウ、ウコンウツギ
佐藤:    レブンウスユキソウ、ウラジロナナカマド、ウコンウツギ
佐薙:    シラネアオイ、ミヤマオダマキ、ウコンウツギ
●その結果、
総合1位:レブンウスユキソウ(4票、10点)
総合2位:ウコンウツギ(4票、6点)
総合3位:シラネアオイ(2票、5点)、ウラジロナナカマド(2票、3点)
残り9種は1票ずつでした。
●丸山さん、ご質問のボタンキンバイの写真はないと思います。利尻の頂上から下、鴛泊方向の斜面にびっしりカーペット状に咲いていました。写真には遠すぎました。下り8合目辺りで1、2輪、道の脇に咲いていたのですが、ちょうどその時、前をちんたら歩いていたアベックが道を譲って脇にどいたのです。それで小生写真を遠慮して彼らを追い越したのですが、その下にはもう出現しませんでした。なかなか見ごたえのある花でしたが。
丸山さん、ドクター藤田への質問など、粘り強い調査に脱帽。
佐薙拝
【人気ベスト・スリーの花】  ▼画像をクリックすると画像が大きく表示されます。

     総合1位******          総合2位*****          総合3位*****      
レブンウスユキソウ  ウコンウツギ シラネアオイ


会   報
■2009年8月 守門岳の花 竹中 彰(昭和39年卒) 中村 雅明(昭和43年卒)***2009年8月17日投稿
『トピックス』「2009年7月31日〜8月2日 浅草岳・守門岳山行記」 参照
・・花で有名な守門岳だが、しらねあおい、ひめさゆり、ごぜんたちばなどはみな終わって
少し寂しい感じであったが、ノリウツギ・くがいそう・キンコウカ・イワショウブ・コケイランなどが盛り。
いわかがみなどはこれからのようだ。・・ 斉藤 正(昭和42年卒)
『国内山行報告』「2009年7月31日〜8月2日 越後シリーズ第四弾(浅草岳・守門岳)」参照
●エデシ尾根の急登では殆ど花が見られない。水場から草原が現れ、花が多くなった。
小帽子先の草原のニッコウキスゲの群落は見事だった。ヒメサユリは終わっていて残念。(中村)           
2009年8月2日 11:02 (撮影:竹中)
水場上の稜線  オオバギボウシ
2009年8月2日 11:20 (撮影:竹中)
守門岳への稜線上  クガイソウ
2009年8月2日 11:56 (撮影:中村)
守門岳頂上近くの稜線  キンコウカ
2009年8月2日 12:59 (撮影:中村)
守門岳〜小烏帽子の稜線  ヤマブキショウマ
2009年8月2日 13:13 (撮影:竹中)
小烏帽子先の草原   ニッコウキスゲ
■2009年8月 浅草岳の花 中村 雅明(昭和43年卒)  ***2009年8月17日投稿
『トピックス』「2009年7月31日〜8月2日 浅草岳・守門岳山行記」 参照
 ・・分岐から15分、庭園のような草原の木道を行くと浅草岳だ。時期が時期なら、
このあたりヒメサユリが裾をなぞるはずだが、時遅し。・・ 齋藤 正(昭和42年卒)
『国内山行報告』「2009年7月31日〜8月2日 越後シリーズ第四弾(浅草岳・守門岳)」参照
●前岳分岐への樹林帯の急な登りでは、頻繁に現れるツルアリドウシの可憐な白い花と、ツバメオモトのルリ色の実に慰められた。前岳分岐の草原のキンコウカの群落が印象的。(中村)
2009年8月1日 10:38
ネズモチ平〜前岳分岐  ツルアリドウシ
2009年8月1日 10:38
ネズモチ平〜前岳分岐  ツバメオモト
2009年8月1日 11:25
前岳分岐   タカネニガナ
2009年8月1日 11:26
前岳分岐   キンコウカ
2009年8月1日 12:09
浅草岳頂上  タテヤマウツボグサ
2009年8月1日 12:43
前岳分岐から桜ゾネ登山口へ5分ほど下る
ミヤマママコナ:
会   報
■2009年7月 大雪山系の花 竹中 彰(昭和39年卒)       ***2009年8月20日投稿
『国内山行報告』「2009年7月9〜12日 北海道紀行(1)大雪山系の花と鳥を訪ねて」参照
●北海道紀行での花の写真に付いては、必ずしも行程上での出会い順にはなっていない。
紀行に記載のように、7/9の黒岳周辺のキバナシャクナゲ、ウラジロナナカマド、ハクサンイチゲ、エゾコザクラ、イワブクロなどの花は撮影できていない、同じく7/10の黒岳から北海岳経由白雲避難小屋への道中も、悪天候に対処して歩を進めるのに集中していたこともあり、写真は撮れていない。その為に多くの写真は8/11の忠別岳往復時、それも帰路に撮ったものが殆ど。
●黒岳への途中にて 
2009年7月9日 13:49
ウコンウツギ
●忠別岳往復の帰路、高根ケ原にて
2009年7月11日 11:01
エゾ(カラフト)イソツツジ
●忠別岳往復の帰路、高根ケ原にて
2009年7月11日 11:01
イワブクロ
●忠別岳往復の帰路、高根ケ原にて
2009年7月11日 12:20
コマクサ群落帯
●忠別岳往復の帰路、高根ケ原にて
2009年7月11日 12:36
ハクサンチドリ
●忠別岳往復の帰路、高根ケ原にて
2009年7月11日 12:36
ハイマツ球果
●忠別岳往復の帰路、高根ケ原にて
2009年7月11日 13:30
ウルップソウ群落帯
●忠別岳往復の帰路、高根ケ原にて
2009年7月11日 14:36
エゾノツガザクラ
●白雲避難小屋下にて
2009年7月11日 14:46
キンポウゲとエゾノハクサンイチゲ
●白雲避難小屋下にて
2009年7月11日 14:50
エゾオヤマノエンドウ
●白雲避難小屋の水場にて
2009年7月12日 5:49
リュウキンカ
●赤岳から下山路
2009年7月12日 9:14
エゾコザクラ
●赤岳から下山路
2009年7月12日 11:30
ショウジョウバカマ
●赤岳から下山路
2009年7月12日 11:50
エゾイチゲ
会   報

*****
■2009年7月 朝日連峰の花 川名 真理(昭和62年卒)   ***2009年8月17日投稿
『国内山行報告』「2009年7月18〜20日 朝日連峰縦走」参照
●7月18〜19日は悪天候のため写真が撮れず、20日のみの撮影。19日の以東岳への登りでヒメサユリを多数見たが、雨に打たれて花は閉じていた。20日の稜線歩きで、ヒナウスユキソウの群落も頻繁に見られたが、1週間前に花が終わっていて残念。       *******※同行した中村(昭和43年卒)の補足
●以東小屋〜狐穴小屋
2009年7月20日 6:32
ミヤマクルマバナ
●以東小屋〜狐穴小屋
2009年7月20日 6:34
ウラジロヨウラク
●以東小屋〜狐穴小屋
2009年7月20日 6:37
イブキジャコウソウ
●以東小屋〜狐穴小屋
2009年7月20日 6:44
トキソウ
●狐穴小屋〜竜門小屋
2009年7月20日 8:48
タテヤマリンドウ
●狐穴小屋〜竜門小屋
2009年7月20日 8:53
ハクサンイチゲ 
●狐穴小屋〜竜門小屋
2009年7月20日 9:00
ヨツバシオガマ
●狐穴小屋〜竜門小屋
2009年7月20日 10:14:
エンレイソウ
会   報

   



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